にっぽんてんぐさの旅
仙台の老舗和菓子メーカーを訪ねる。
にっぽんてんぐさの旅
仙台の老舗和菓子メーカーを訪ねる。
東北仙台に本社工場を持つ白松がモナカ本舗は、創業昭和七年。敷地内でモナカ、ヨーカンの原材料となる「もち米」を収穫する田んぼを作り、栗を自社栽培し、厳選されたこだわりの原材料を独自の技術で丁寧に加工して和菓子を作っています。にっぽんてんぐさも白松がモナカの原材料の一つ。ヨーカンやモナカの餡ににっぽんてんぐさを煮出して作った寒天を入れることで、味や食感をより引き立てています。そんな白松がモナカの製造工程のこだわりをご紹介します。
東北仙台に本社工場を持つ白松がモナカ本舗は、創業昭和七年。敷地内でモナカ、ヨーカンの原材料となる「もち米」を収穫する田んぼを作り、栗を自社栽培し、厳選されたこだわりの原材料を独自の技術で丁寧に加工して和菓子を作っています。にっぽんてんぐさも白松がモナカの原材料の一つ。ヨーカンやモナカの餡ににっぽんてんぐさを煮出して作った寒天を入れることで、味や食感をより引き立てています。そんな白松がモナカの製造工程のこだわりをご紹介します。
洗 浄 - 工程その1
洗 浄 - 工程その1
洗浄機で、てんぐさの塩分や海中で付着した細かい爽雑物を落とす。
昔ながらの洗浄機は、てんぐさを傷めない職人の手のような優しい動き。
洗浄機で、てんぐさの塩分や海中で付着した細かい爽雑物を落とす。
昔ながらの洗浄機は、てんぐさを傷めない職人の手のような優しい動き。
工程 その2- 煮込み
工程 その2- 煮込み
巨大な釜で、じっくり煮込む。釜を覗き込むと
ぐつぐつと煮え立ったてんぐさが微かに見える。
煮込みの白い蒸気が天井いっぱいに登りつめ、
仙台工場の冬を象徴した光景が広がった。
巨大な釜で、じっくり煮込む。釜を覗き込むと
ぐつぐつと煮え立ったてんぐさが微かに見える。
煮込みの白い蒸気が天井いっぱいに登りつめ、
仙台工場の冬を象徴した光景が広がった。
ろ過後の流し込み - 工程その3
ろ過後の流し込み - 工程その3
じっくり煮込んだてんぐさから抽出されたてんぐさエキスをろ過し
工場に所狭しと並んだ専用の容器に一つづつ流し込む。
じっくり煮込んだてんぐさから抽出されたてんぐさエキスをろ過し
工場に所狭しと並んだ専用の容器に一つづつ流し込む。
凝 固 - 工程その4
凝 固 - 工程その4
自然凝固をするために工場内で一日寝かす。
凝固中に異物などが入らないように表面を丁寧にラッピング。
自然凝固をするために工場内で一日寝かす。
凝固中に異物などが入らないように表面を丁寧にラッピング。
裁 断 - 工程その5
裁 断 - 工程その5
てんぐさエキスが凝固した状態で、初めて馴染み深い寒天の
形姿を見ることができます。入っている寒天は、通常はここでさいの目に
カットしますが、ところ天のように細長く裁断。
のちの工程につなげるための形状です。
てんぐさエキスが凝固した状態で、初めて馴染み深い寒天の
形姿を見ることができます。入っている寒天は、通常はここでさいの目に
カットしますが、ところ天のように細長く裁断。
のちの工程につなげるための形状です。
天日干し - 工程その6
天日干し - 工程その6
ところてん状になった寒天を一気に冷凍し一日置いた後、
凍った寒天を解凍後に専用の角ざるに小分けにして天日干して乾燥。
純白の寒天は、太陽の光に晒されながら眩しく輝きを放ちます。
ところてん状になった寒天を一気に冷凍し一日置いた後、
凍った寒天を解凍後に専用の角ざるに小分けにして天日干して乾燥。
純白の寒天は、太陽の光に晒されながら眩しく輝きを放ちます。
乾燥と梱包 - 工程仕上げ
乾燥と梱包 - 工程仕上げ
板状に乾燥した寒天を一つずつ取り出し、束ねて梱包。
最高の商品を作り出すために、貯蔵庫の中で保管し、来たるべき時を静かに待ちます。
板状に乾燥した寒天を一つずつ取り出し、束ねて梱包。最高の商品を作り出すために、貯蔵庫の中で保管し、来たるべき時を静かに待ちます。
てんぐさを知り尽くしたおがたの草割ソムリエと白松がモナカ本舗の
職人さんたちの手によって最高の寒天が作られ、
銘菓の秀逸な味を支えています。
てんぐさを知り尽くした
おがたの草割ソムリエと
白松がモナカ本舗の
職人さんたちの手によって
最高の寒天が作られ、
銘菓の秀逸な味を支えています。
株式会社 おがた
本店所在地
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-311
TEL:(03)5981-5228(代)FAX:(03)5395-0600
工 場 倉 庫
〒294-0051 千葉県館山市正木501
TEL:(0470)27-3184 FAX:(0470)27-4775